あらまま、実は国語マニアです。
(歴史、ミステリー小説マニアでもありますが)
高校3年生の時に国語に目覚め(古典もとにかく好き)国語の受験勉強が楽しくて仕方なくなり、受検が終わったときには
「ああ、もうこれで国語の受験勉強が終わってしまう・・(+_+)」
と寂しくなったくらいの国語マニアに仕上がっていました。
(とはいえ、大好きで大得意だったのは国語だけだったので、大学は3流私立になんとか入った感じです)
大人になってからも「国語大好き!」なことを特に生かしてもいませんでした(生かす場所もなかったし)
が、しかし!
高校卒業後、30年もたって息子の勉強に思いっきり生かすことになろうとは・・・・。
人生は面白いですね。
もし誰かのお子さんが国語(長文読解)が苦手で困ってる方がおられたら・・・
参考にしてみてください。
目次
まずは段落わけから
国語の問題は長文が出てくることが多いですね。
問題をザーッと読んで問いに答える人が多いかもしれませんが、まずは「段落分け」をします。
段落分けは簡単です。文章の、段が一段下がったところに数字をいれていくだけ(Z会のテキストを例に出してます)
これは後で解りやすくするだけのものなので、間違いを気にせず、あまり考えずに数字をポンポンと入れていきます
ここではまだ文章も問題も読まなくてOK。
線をひきながら読む
段落分けが終ったら、読み進めていきます。
その時「ここが大事だな」と思う所に線を引きましょう。
普通の棒戦でOK。
慣れてきたら棒線と波線くらいに分けましょう。
これも間違いとか気にせず、自分が大事だなと思う所に線を引いていきます。
段落ごとになにが書いてあるのかを読み込んでいく
ここからが一番大事。
先ほど数字をうった段落ごとに
「何が書いてあるのか?」
を考えながらしっかり読み込んでいきます。(「精読」ですね。一字一句落とさずに読み込みます)
段落ごとだと短いので、文章すべてを読んで理解しようとするよりは格段に楽です。
慣れないうちは、段落ごとの内容を紙に書いていきましょう。
慣れてきたら、線を引いただけで理解できるので問題をやっていけます。
あらまま家では、息子が文章内容をキチンと理解しているか、問いに移る前に「お母さん問題」を作ってやらせます。
そこで全問正解なら問いにGOです。
自分なりに十分理解ができたあとで問題を解く
こんな感じで段落ごとに内容をまとめていくと
「この段落には○○と●●のことが書いてある」
「この段落内容は前の段落の詳しい説明だ」
ということが解ってきます。
ここまで解ってから問題を解きましょう。
問題の文章を読み込む前に問いに入ってしまっても
「この問題の答えは・・・イかな?ウかなあ・・・この線の周りの文章をもう一回読もうかなあ・・・」
なんてことになり、問題が進みません。
そもそも内容を「全体で理解する」ことが出来ていないと、これに違いない!という答えを出すこともできません。
また、文章をしっかり理解していないと
「この文章の内容に合っているもの(まちがっているもの)に〇をしなさい」
という問いには、まったく手が出ないことにもなります。
文章の理解にかける時間は7、問題文にかける時間は3という感じで、とにかく文章の理解につとめます。
Z会中学受検コース国語は、比較レベルが高いのですが、このやり方で十分ついて行けてます。
国語の長文読解に必要なもの
とはいえこの解き方を覚えておけば、国語は余裕でOK!・・・とは全く思いません。
国語の問題を解く力は、この力も十分必要です
・音読をする
・漢字をしっかり覚えること
・ことわざや慣用句も覚える
・文法の理解
・読書の習慣
これが備わったうえでの「問題の解き方」だと。
漢字を覚えないと文章が読めません
(子供が漢字が読めているかは、音読をさせると解ります)
ことわざや慣用句も頭に入ってなければ、文章問題で出てきたときに「?」です。
文法も解っていないと、文章で答える問題で文を組み立てられません。
そして何より読書ですね。
普段から、どれだけ活字に親しんでいるかは本当に大事。
読書の時の読み方と、国語の問題を解く時の読み方は違いますが、やっぱり「活字に慣れ親しんでいる」のは絶対に有利です。
あらままも読書の習慣があったことで、どれだけ救われたか解りません。
読書の習慣があるのに国語が出来ない・・・という方はこちらをどうぞ
6年生限定ぐらいになりますが、
新聞1面の下の方にある「余禄」「天声人語」など短くてまとまった文章を1分で読んで、「この文章の中で一番大事な1文を抜き出す」というトレーニングもおススメです。(あらままは好きでよくやっていました)
国語の長文読解 まとめ
塾や学校の先生でもない、一流大卒でもない、いち国語マニア主婦のたわごとを、最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまとめますね
〇国語の長文読解問題を解くためには
1段落分け
2段落ごとに内容を理解していく(紙に大事なことを書いていく)
3十分理解した後で問題を解く
〇国語の長文読解が出来るようになるためには、まずこの勉強を
・音読、漢字、文法、ことわざや慣用句
・読書
国語は日本語だから大丈夫よね・・・と甘く見られがちですが、とんでもないです。
国語(長文読解)は総合芸術です
(茶道みたいですが)
たくさんの知識を総合して解いていくものなんです。
算数は積み上げていく勉強ですが、国語は細いコヨリを大きな縄にしていく感じですね。
小学生の間に国語の長文読解のコツを覚えておくと、大学受験の国語が本当に楽ですよ!
ぽちっとなしてもらえたら嬉しいです