先日あらままは、毎日小学生新聞でこんな本を宣伝しているのを見つけました。
元オリンピック選手の為末大さんの
(走る哲学者の異名を持たれるそうです)
子供向けの「人生をどう生きるか?」の哲学書です。
かわいらしい絵と、ハッとするような鋭い真実を、
解りやすく短い言葉で、50項目に分けて書かれています。
あらままも早速購入して読みました。
(子供じゃなくて私が興味を持ったんですね(^^))
なかなかおもしろかったのですが、
あらままはふとこう思いました。
「これは大人が読んでも面白いし、ハッとする」
今回は「生き抜くチカラ」の読書レビューを書いていきますね!
目次
為末大さん「生き抜くチカラ」の感想1
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子供用の哲学書ですが、大人が読んでも十分楽しめます。
為末さんはスポーツ選手なのですが、いわゆる「根性論」や「精神論」に偏ってはいません。
- 「自分にはこの道しかない!」じゃなく、「他の道もある」って考えたら、楽になる
- 上手くいかないときは努力が足りない!・・ではなく、「人」「場所」「行動」を変える
などなど、今の時代らしい柔軟性に富んだ発言に、
とても共感できます。
そして最近は「ナンバーワンよりオンリーワン」「自分らしく生きる」「好きなことをして生きる」・・・という風潮も強いですが、それを危ないものとしてとらえている節もあります。
この辺りも、とてもいいなとあらままは思います。
幾度も幾度も壁にぶつかって、それを乗り越えてきた人の言葉ですよね。
これまでの人生で、いろいろなことにチャレンジし、失敗してきたあらままにも、共感できる言葉はたくさんありました。
50個ある「生き抜くチカラ」の項目の中で、特に納得・強く共感できた上記2つ
- 「自分にはこの道しかない!」じゃなく、「他の道もある」って考えたら、楽になる
- 「上手くいかないときは努力が足りない!・・ではなく、「人」「場所」「行動」を変える」
このことを、あらままの実体験を交えて書いていこうと思います。
為末大さん「生き抜くチカラ」感想2
あらままは若いころ、料理人をしていました。
とはいえそんな本格的に○○料理というのをやっていたわけではありません(*^^*)
大学卒業後、就職も軒並み失敗し、やることもなかったので、興味のあった調理師学校の夜間部に昼間働きながら行ってみたんですね。
そして卒業後、いろんな場所の厨房、店で働きました。
10年くらい、飲食業界で働いて、いろいろな人を見て解ったことはこれ。
「自分にそこまでの料理の才能なし」
いわゆる料理の世界で、いっぱしの給料がとれる、それなりの役職がもらえるような人くらいに、自分は料理が好きとか、料理に夢中になれるわけではなかったんですね。
悲しかったけれど、それが真実でした。
「せっかくここまでやったのに・・は禁句。ダメなら新しいことをやるのも可」と為末さんも言っています
私も今までのことを捨てて、何か経験が生かせたら・・・と、とある食品会社に就職。
そこの会社で、サービス、バイトの子の教育、店を管理したり運営したり、知識を生かして食品販売など、これまでの経験を生かしてトライしたみたのです。
その時あらままは33歳。でもその新しいトライは大成功でした。
その会社では、店長もさせてもらい、大繁盛。
店の管理運営に、店長の役職でトライできたのです。それは会社では誰もやったことのないことでした。
最終的にその会社でエースと言われるまでに成長。
調理師のときはダメダメな子でしたが、場所を変えたらうまくいくこともあるんですよね
(前向きな転職のみ有効ですが(*^^*))
あの時「どうせ私には」とふてくされていたり「ここまでやったんだから」と新しいチャレンジをしなかったら、どうなっていたか解りません。
結局その会社は結婚とともにやめましたが、いまでも買い物に行ったり、お店に行ったりし、陰ながら応援していこうと思えるところです。
あらままは、こんな普通の主婦ですが、為末さんのこの言葉
- 「自分にはこの道しかない!」じゃなく、「他の道もある」って考えたら、楽になる
- 「上手くいかないときは努力が足りない!・・ではなく、「人」「場所」「行動」を変える」
・・・は、体験を通してとても共感できるし、根性論がもう通用しない時代だからこそ、響くのだと思います。
為末大さん「生き抜くチカラ」感想まとめ
最終決定は4年生の2月にしていますが、息子は中学受験をするかもしれません。
するかどうかわかりませんが、Z会の中学受験コースの教材は取っています。
「生き抜くチカラ」のように、中学受験で失敗しても「ほかの学校がいいってことよ」「公立で学年トップ目指せってことね」と言ってやりたいですね。
また逆に、本当は中学受験をやめた方がいいのに「せっかくここまでやったんだし」ということで、やる気もないのにズルズル続けたりするようなことだけは、しないようにしようとも改めて思いました。
そしてあらままも為末さんのように、まだまだ色んなことに、チャレンジし続けていこうと思っています!
ぽちっとなしてもらえたら嬉しいです!