先日こんな記事を書きました
これは息子の算数を伸ばすべく通うことになったのですが、これに加えて花まる学習会の高学年コースも通うことになっています。
「中学受験するなら高学年コース通わずに、さっさと塾とか家庭教師つけたら?」
と思われる方もいるかもしれません。
あらままもそう思いました。
でも高学年体験コース(在籍している子も、4年生になる前は必ずこの体験を受けます)に参加して、こんな気になりました。
「中学受験するなら、花まる高学年コースは5年生でやめるかもしれないが、4年生では絶対に通ったほうがいい」
どうしてそう思ったのでしょうか?
詳しく説明しますね。
目次
花まる学習会高学年(4~6年生)の内容
さて先日、花まる高学年コースの体験会に行ってきました。
ちなみに保護者の説明会の内容はこちら
1~3年生の低学年コースと高学年コースは、がらりと内容が変わるということだったので楽しみにしていました。
大雑把にいうと「思考力を鍛える勉強」に入るということですね。
順に説明します。
花まる学習会高学年コース 国語が素晴らしい
一番の大きなポイントは「国語」の変化です。
1~3年生は「あさがお」という書写をやりますが、4年生からはがらっと変わり「GoodJob国語」という、今までとは全く違う問題をこなしていきます。
いいなと思ったのは「言葉調べ(言葉ノート)」と「四字熟語ノート」作りをすること。
宿題で、例題として出された言葉の意味を調べて「言葉ノート」に書いてくるのです
指定された言葉以外にもテキスト(それ以外でも)でわからない言葉があれば書いて調べてきます。
四字熟語もそうです。指定された四字熟語を調べて「四字熟語ノート」に書いていきます。
これ、いいですよね!
いままであらままも「言葉の意味がわからなかったら辞書ひきなよ」と言ってきましたが・・・・・
あんまりやらないんですよね、こんな面倒くさいことは(特に低学年男子)
お手本として、あらままが辞書を引いて見せてみたけどダメ。
出来ればこういった解らなかった言葉を、ノートに留めておくなり、どこかにメモしとくなりもしてほしかったのですが・・・・。
でも花まるではちゃんと、課題としてやらせてくれるんですよね。
これはすごい。国語の本質をとらえている(あらまま、国語マニア)。
おまけにGoodJob国語は「映像化」という問題もあります。
これってホント大事なんですよ!
文章を映像化して読み込むためには、集中して本の世界に入り込まないとできません。
ただぼーっと活字を追っていてもだめなんです。
文章を理解するためにも、映像化できるって大事なんです。
N中の入試問題でも時々出てきていますよ。
こんな感じで花まるの高学年コースでは、国語の本質を学ばせてもらえると思います。
国語ばかり言いましたが、ちなみに高学年コースの算数はこんな問題をやっていきます。
ほかは、みんな大好きなぞぺーが「Sなぞぺー」になり思考力を鍛えるような問題にレベルアップ。
今までは早く解けることに集中していましたが、「正解までのアプローチ」も重要視されていきます。
とにかく徹底的に「思考力を鍛える」ことに特化していくんですね。
ノートの取り方を徹底的に教えてもらえる
ここまでだけでもいいなと思ったのですが、国語も算数も「ノートの取り方を徹底的に教えてくれる」というところも本当に気に入りました。
ちなみに花まる学習会の高濱先生は、ノートの取り方の本も出されています。
ノートをいかに上手にとれるかは、学力に直結していると思っておられるのでしょう。
「黒板をキレイに写すこと」が目的になってはいけない、後から見返したときに自分はどう考えていたのか?どんな解き方をしていたのか?の復習がきちんとできること、それがノートの本質・・・ということを大事に、この時期からノートの取り方を教えてもらえます。
ちなみにこれは特算コースでも同じで、ノートの取り方を指導してもらえます。
これってすごくないですか?
あらまま、40うん歳のこの年まで、ノートの取り方なんて教えてもらったこともありません。
もうこの段階で、花まるは「学問の本質をついている」なと思いますし、こんな塾に通える息子君が本当にうらやましくなりました。
花まる学習会高学年の内容は土台になる
そこで中学受験の話になります。
花まる学習会高学年コースで言われていることは、学問の本質ではないかなあ・・とあらままは思うんですよね。
- 「考える力(考え抜く力)を身につける」
- 「後から見直して理解を深めるノートを作る」
- 「自分のわからなかった言葉のノートを作る」
これらのことは、中学受験をしてもしなくても延々と続いていく学問では絶対に必要なことです。
あらままは個人的に、中学受験に限らず「受験はテクニック」だと思っています。
ゲーム感覚でやれたら一番いいのではないでしょうか。
でも「学問の本質(好奇心と知らないことを知るって楽しい)」を知らずして、テクニックばかり身についてもしかたないと思います。
テクニックの後に、学問の本質が身につくとは思えません。
そしてテクニックしか知らない、そんな子は大人になってから、社会人になってから勉強しなくなってしまうような気がします。
勉強は社会人になってからもするのが当たりまえ。
むしろ社会人になってからの勉強は、学生の時よりも実践的で面白いものなんです。
それが解るのは「学問の本質を知っているかどうか」です。
なので中学受験というテクニックを学ぶ前に、学問の本質をしっかり学んでくれたらいいなと思うのです。
まとめ
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
4年生で、しっかり本質的なことが身に付き、算数の能力が伸びたら、5年生では高学年コースをやめて(特算コースは続ける)中学受験専用の勉強に切り替えると思います。
もし中学受験をしなくても、受験に失敗しても、この「あらままコース」だと、学問の本質はしっかり身に付いた子になってくれるのでは・・・だったらいいなあと思います。
ぽちっとなしてもらえたら嬉しいです!